エミレーツ航空公式サイトから払い戻し(返金)手続きを取る方法

秋にスペインに在住の友人に会うために今年1月にエミレーツ航空で航空券を購入したのですが、新型コロナウィルスの関係でキャンセルせざるを得なくなりました。 払い戻し対象の航空券かどうかは分からなかったのですが、手続き自体は可能でした。その結果無事に払い戻しされました

ただ、払い戻し画面は英語表記だったり、エミレーツ航空自体が従業員を削減する予定だったりと何かと払い戻しを受けるのが難しいかもしれないという不安要素がある中での手続きだったので、これから航空券を払い戻し手続きされる方の参考になればと思いその方法を書きました。

ポイント

1.出発の約6ヶ月前に払い戻し手続きをとった

2.払い戻し申請完了メール受信から払い戻し完了までは約1.5ヶ月

3.座席指定などのオプション以外の航空券代が払い戻された

 

事前に用意するもの

払い戻し手続きを行うには以下の3種類が必要です。 ログインしなくても手続きはできますが、個人情報を入力する手間が発生するので事前にログインしておくことをおすすめします。

  • サイトにログインするためのメールアドレスとパスワード
  • 予約時のメール(人数分の航空券)
  • クレジットカード

エミレーツ航空の払い戻し申請画面までの導線

エミレーツ航空の公式サイトは基本的には日本語対応をしてくれています。普通に予約完了までは日本語のページなので操作自体は困ることもありません。 しかしながら、海外の航空会社ということもあり全てのページが日本語対応となっているわけではありません。 今回の新型コロナウィルス関係のように急対応を要することについては英語ページとなるようです。

会員ページにログインから管理メニューへの導線

払い戻し手続きをするにはログインが必要です。右上の「ログイン」を押します。

次に会員登録に使ったメールアドレスパスワードを入れ「ログイン」を押します。 "このデバイスに記憶する"はチェックしてもしなくても構いません。

リンクをたどって払い戻し申請ページ(英語表記)まで進む

ログインすると会員ページのトップ画面になるのでページ上部にある「管理」を押し、開いたメニューから「ご予約のキャンセル」を押します。

画面遷移するとよくある質問的なページに遷移します。ここはよく内容が変更されるページのようですので参考としてください。 2020年6月現在は回答にあるリンク先をクリックします。

上記同様に遷移後のページは現在新型コロナウィルスに対する内容となっているのでコロナの終息後はページが更新される可能性があります。 ページを下の方に移動していくと"「Travel voucher(旅行クーポン)/払い戻し」のページ"というリンクがありますのでこれを押してください。

画面が遷移すると英語表記のページになります。これが払い戻し申請のためのページです。

 

払い戻し申請をする

Tell us what you want to do: バウチャーか払い戻しを選択する

画面を少し下に移動していくと、"Tell us what you want to do"という項目があります。 上側は"今後の旅行用の旅行券をリクエストします。 バウチャーの発行日から12か月間旅行できない場合、運賃の払い戻しを受けることができます。 (送信されるまでに最大14日かかります。)"とあり、下側は"払い戻しをリクエストします。 (COVID-19の関係で、処理時間が大幅に遅れています。ご了承ください。)"と書かれています。

ここでは払い戻しを受けるので必ずrefundと書かれている下側にチェックを入れてください

 

 

Form checklist: 同意事項

ここは手続きに関する同意事項となります。すべてチェックしてください。 参考までに以下のことが書かれています。

  • エミレーツ航空券またはサービスの購入時に通知された運賃条件を理解しています。
  • 旅行バウチャーをリクエストすることで、支払いの全額を受け取ることを理解しています。
  • 旅行バウチャーまたは返金をリクエストすることで、予約全体がキャンセルされることを理解しています。
  • 一度送信すると、申請の内容をキャンセルすることができません  

Personal information:

ここは購入者の情報が必要です。最初にログインしている場合は入力する項目はありません。 ログインしていない人は入力が必要です。 "Business Rewards number"はエミレーツ航空と法人契約している企業や団体がその番号を入力するものです。 個人で申し込んでいる場合は入力不要です。

Booking information: 予約情報

ここには受け取ったチケットの情報を入力します。 手元に予約完了時にメールで添付された航空券を用意しておいてください(画面に表示しているだけで構いません)

 

Booking referenceは予約番号を入力します。 航空券に記載のYour booking referenceを入力して下さい。 オプションとなっていますが恐らくは航空会社で検索するときの識別番号となるので入力しておいたほうがいいです。 6文字が入ります。

 

Refund type: 払い戻しの種類

ここでは払い戻しの種類を選択します。 搭乗前であればFully unused ticketにチェックを入れてください。

 

Ticket/EMD details: チケット番号

ここには払い戻しにしたい搭乗者全員のチケット番号を入力します。 もし間違えて一人分を入力して送信しても安心してください。

再度同じ申請手続きをとって改めて全員分入力すれば大丈夫です。

チケット番号は航空券の右上の書かれています。 名前についてですが、航空券にはMRなどがついているものの名前の部分だけ入力して構いません。

 

送信

最後に、これまでの入力内容に相違がないというチェックボックスにチェックをしSubmitを押してください。 少しするとCancellations and changes-Refundsという件名で受付完了のメールが届くかと思います。

 

申請してから払い戻し処理されるまでの期間は約1.5ヶ月

冒頭にも書きましたように私の場合、申請してから受理されるまでの期間は約1.5ヶ月でした。 ここらへんはネット上で調べてもほとんど情報がなく、待っている間は本当に返ってくるのか不安で仕方ありませんでした。 やきもきしながら待っていたころにようやく処理完了のメールを受信しました。

ちなみに申請をしたがの2020年4月2日です。

そして受理したメールが来たのが2020年5月22日でした。

 

全体の金額の幾らが払い戻されたのか

申込料金は総額191,460円

そもそもですが航空会社の場合、行先によっては払い戻しの対象とならないこともあるそうで、キャンセル料を取られることが絶対と思っていたので支払総額の半分でも返ってくれば万々歳と思っていました。しかしながら払い戻し手続きをとったのが出発の約6ヶ月前で結果的にほぼ全額返済でした。

航空券を申し込みしたのが2020年1月15日でした。 なお、東京発→ドバイ経由→マドリードの往復で2名分購入しました。 料金は以下のとおりとなっています。

税込価格(円)
航空券(往復) 179,500
オプション料金 (座席指定料) 11,960

 

返金額は総額179,500円

返金は17,9500円でした。 これは座席指定料を抜いた航空券本体価格と等しいのでほぼ100%払い戻されたことになります。 ちなみにクレジット決済のため返金はクレジットからマイナスされる形で払い戻しされます。

まとめ

今回は新型コロナウィルスという特殊な状況での払い戻し手続きだったため何度も書くように不安でした。 その上、出発の半年前に払い戻し手続きをするということはその頃までコロナ終息の目処が経たないということでお客様側理由によるキャンセルにより 料金が返ってこないのでは?と思い続ける日々でした。

ただ、仮に行けたとしても死者が多いスペインで思い切り楽しむことはできないと思いスペイン旅行は諦めることにしました。 私だけなら良かったのですが、実は妻との新婚旅行を兼ねていたために非常に残念な結果になってしまいました。

スペインに行くことはしばらくなさそうですが、エミレーツ航空には大変な状況の中で対応していただいたのでまた機会があれば使ってみたいと思います。

  • 英語表記だが払い戻し手続きを取ることは可能
  • 申請から処理完了までは約1.5ヶ月(状況によりもっとかかるかもしれません)<
  • 行き先にも依るが出発の約6ヶ月前での払い戻し手続きなら航空券本体の価格が返ってくる