車と日帰りで西沢渓谷駐車場から甲武信ヶ岳に登る-3/日本百名山-
名前(なまえ) | 甲武信ヶ岳(こぶしがたけ) |
エリア | 山梨県・埼玉県・長野県 |
標高 | 2475m |
三角点 | ない |
おすすめコース | 徳ちゃん新道 |
距離 | 14.7km(往復) |
標準タイム | 10時間20分(往路:6:10/復路:4:10) |
自己タイム | 6時間20分(休憩含む往復) |
日帰り | 可 |
登頂回数 | 1 |
534 090 148*26 |
奥秩父山塊の主峰
エリアとしては奥秩父山塊に位置し、その主脈の中央にそびえ立っています。
名前の由来は諸説ありますが、そのまたがる地域の旧名、すなわち甲斐(山梨)、武蔵(埼玉県)、信濃(長野県)から由来していることが一般的に知られています。
麓の西沢渓谷が観光名所であることもあり駐車場が充実しているアクセスしやすい日本百名山の1つです。
他の方の山行記録でも目にしますが、この山はツキノワグマがいるようです。
私も足跡を目撃しました。熊よけを持参しましょう。
日本百名山43座を眺めることができる
甲武信ヶ岳は大変眺望がいい山です。
晴れた日には富士山はもちろん他の日本百名山を望むことができます。
その数は43座で以下のとおりです
東北
北関東・尾瀬・日光
燧ヶ岳 赤城山 日光白根山 皇海山 男体山 那須岳 武尊山 至仏山
上信越
高妻山 火打山 妙高山 四阿山 浅間山 巻機山 平ガ岳 谷川岳
秩父・多摩・南関東
南アルプス
聖岳 赤石岳 間ノ岳 北岳 鳳凰山(観音岳) 仙丈ヶ岳 甲斐駒ヶ岳
美ヶ原・八ヶ岳・中央アルプス
北アルプス
奥穂高岳 常念岳 槍ヶ岳 立山 剱岳 鹿島槍ヶ岳 五竜岳 白馬岳
名高い河の水源
甲武信ヶ岳は水源として重要な山です。
日本一長い信濃川やディズニーランド付近を河口とする荒川、最終的には富士川となる笛吹川の源流となっています。
アクセス
都内から行く場合は圏央道・中央道で勝沼Cで降りて笛吹市方面に進むのが一般的です。
公共交通機関で行く場合は中央本線で塩山駅で降り、そこから西沢渓谷方面に行くのが便利です。
コースの紹介
駐車場から登山口まで
駐車場から登山口までは整備された林道を歩きます。
西沢渓谷と同じ道中ということまり人は比較的多いです。
林道を少し歩くと登山計画書改修ボックスがあります。
念の為入れておきましょう。
道はこのように広々としています。
左手にはトイレがあるので必ず行っておきましょう。
途中には大嶽山那賀都神社(だいたけさんながとじんじゃ)の祠があります。
まだ登山口には入っていないので道は歩きやすいです。
そして登山口に到着します。
今回紹介している徳ちゃん新道を進むには上の写真の登山口から更に5分ほど進んだ場所にあります。
登山口から木賊山
徳ちゃん新道はマーキングがあるものの基本的に丹沢山などで見るような木の階段などは見かけません。
下の写真のような倒木を跨いだりします。
少し進むとすぐに針葉樹の登りに入ります。
理由はわかりませんがコースの中腹くらいは枯れ木が目立ちます。
道は狭くなりますが急に視界が開ける場所になると後ろ側に富士山を望むことができます。
ここから山頂までは約2時間です。
更に少し登るとまた視界が開けますが甲武信ヶ岳は更にその奥にあります。
しかしながら景色は最高です。
ここから標高が高くなり、GWは残雪が目立ちます。
登山靴でもいけると思いますが軽アイゼンは持っていった方が安心です。
残雪地帯を抜けると木賊山に到着です。
甲武信ヶ岳には三角点はありませんが、ここには三等三角点が設置されています。
ここから甲武信ヶ岳へは降りて登っての到着になります。
ちょうど甲武信ヶ岳のピークが見えます。
ちなみに写真やや左奥にあるのが八ヶ岳です。
木賊山から山頂
木賊山から甲武信ヶ岳山頂に向かう場合、急な下り坂になります。
その上、残雪がありますので滑落には注意してください。
一応、周りには笹があるのでそれを掴めば大丈夫ですが笹も滑りやすいので要注意です。
そして甲武信ヶ岳の山荘を過ぎて最後の登りになるとケルンが出てきます。
そして更に少し登ると甲武信ヶ岳山頂です。
山頂からの景色は大変素晴らしく、昼食を取られている方が多いです。
またGWなどの連休は、他の山との縦走路にもなっているため大きな荷物を背負った方々を目にするかと思います。
こちらは山頂から見た八ヶ岳です。
下山後は笛吹温泉がおすすめ
笛吹市は温泉街なので無事に下山したら疲れを癒やすために温泉に入るのをお薦めします。
駐車場から国道140号線を高速道路方面に走ると左右に幾つかあります。
今回、私はみとみ笛吹の湯に行きました。
510円で入れるので良いです。