車と日帰りで三之宮神社から伊吹山(滋賀県)に登る-1/日本百名山-

名前(なまえ) 伊吹山(いぶきやま)
エリア 滋賀県米原市岐阜県揖斐川町関ヶ原
標高 1377m
三角点 一等三角点
おすすめコース 三之宮神社コース
距離 11.4km(往復)
標準タイム 6時間50分(往路:3:50/復路:3:00)
自己タイム 3時間50分(休憩含む往復)
日帰り
登頂回数 2
駐車場座標 緯度: 35.395405 経度: 136.383075
242 211 039*34

 

 

 

日本百名山の1つで滋賀県最高峰

伊吹山滋賀県北部・米原市岐阜県揖斐川町関ヶ原町にまたがる滋賀県最高峰の山です。

深田久弥が選定した日本百名山の1つです。

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日本海側の風がぶつかる関係で冬は滋賀県に大雪を降らせます。

このため、厳冬期は重装備が必要になるので注意してください。

霊峰とされていて、ヤマトタケルノミコトを倒した神様を祀っており、頂上にはヤマトタケルノミコト像がいます。

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伊吹山は太古は海底火山であり地質は石灰岩質となっています。

このためセメントの原料になることから伊吹山の南側は採掘によって禿山となっています。

 

 

琵琶湖から日本アルプスが眺望できる

 

山脈にある山ではないため眺望は大変良く、琵琶湖を始め、晴れた日には御嶽山北アルプスなどを見渡すことができます。

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また、自分が登ってきたルートを見下ろすことができるので高度感や登ってきた実感を味わえる楽しい山となっています。

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車で山頂付近までいける

 

1965年に伊吹山ドライブウェイができました。

これにより9合目まで車で登ることができ、デートスポットや観光スポットとなっています。

駐車場は500台収容可能で普通車で行った場合、通行料金は3,140円です(2019年10月現在)。

 

アクセス

車で駐車できるほかは、登山口付近にバス停があるのでバスで向かうことができます。

詳しくはこちらをご覧ください

近江鉄道バス

 

コースの紹介

登山口から1合目

登山口駐車場は無人駐車場となっていて、料金は300円です。

近くにお金を入れる箱がありますので必ず支払いをしましょう。

付近にも民家が駐車場を貸している場合もありますが、早朝は無人となっているのでこちらも同様に支払うようにしましょう。

登山口には登山届ボックスがあります。

ここで登山届を書くことができるので登る前には必ず書きましょう

登山者としての責任です。

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登山口は下の写真のようにゲートがあるのですぐに分かるかと思います。

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また地図もあるので目安として見てください(当時はYAMAPを知らなかったのでこういう地図は重宝しました)。

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こちらが登山口です。

階段が見えますがすぐに狭い林道になります。地面は湿っていて滑り安くなっているので転倒に注意してください。

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登山口から1合目までは林道がメインとなっているため特に眺望は良くありません

マイナスイオンを感じながら登ることを楽しみましょう。

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登山口から1合目は距離にして約800m程度です。

1合目に到着するとゲレンデに到着します。

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1合目~5合目

以降、2合目からは眺望が一気に良くなります。

下の写真の右奥が琵琶湖です。

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ゲレンデということもあり直登気味になるので体力の消耗には注意してください。

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2合目~4合目

2合目から少し進むと舗装された作業車用道路と未舗装路がありますが、未舗装の方に進んでください

その先は3合目までガレ場となります。

ボケてしまっていますが写真のように岩が小さいので落石や岩の上に誤って乗ることで滑らないようにしましょう。

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この間も眺望は良いです。

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3合目に近づくと伊吹山のピークを捉えることができます。

実物だと高さがありますが、登るだけです、頑張りましょう!

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3合目から4合目は特に何も無く緩やかな上りをまっすぐ登る約700mの道のりです。

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写真にはありませんが、4合目~5合目は一気に標高を上げるので距離としては500mですが疲労が出てくるかもしれません。

 

5合目~頂上

いよいよ5合目から核心部になります。

9合目までのルートが見えてしまうので挫折感があるかと思いますが、反対側は眺望もいいので楽しんでいきましょう。

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この標高になると低い雲と同じ高さになります。気流がぶつかりやすい伊吹山地では幻想的な景色を楽しむことができます。

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早朝に登ると下の町に霧がかかっているので登ってきたのを実感することができます。

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この日は南側からの風だったため雲が吹き上げています。

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5~6合目までは距離にして500mです。

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これだけ傾斜があると厳冬期の登山は直登しやすそうですが反対に滑落に注意しないといけないですね。

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7合目になると標高が1000mを超えました。

このときは人生初の標高1000m超えだったのでとても興奮したのを覚えています。

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下界にも段々と日が差し込み、眺望が良くなってきました。

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ここ伊吹山はシカが多く、この日は遠目に4頭確認することができました。

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6合目からはいろは坂のようなヘアピンが続きます。登山道も傾斜が出てきており、また、狭くなっているのですれ違いには注意しましょう。

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8合目から見下ろした景色がこちらです。

登山道が見えます。ここを登ってきたのはかなりの充実感ではないでしょうか。

頂上まであと少しです。

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9合目の写真がないのですが、8合目から9合目は最後の上りとなっています。登山道は壁に近い傾斜となっていて、また、土は大変ぬかるんでいるので滑らないようにしましょう。

9合目から頂上までは稜線上を歩きますが土がぬかるんでいるのでこちらも気をつけましょう。

 

頂上

登山開始から1時間50分で最初の日本百名山をゲットです。

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このときはガスで日本アルプスまでは望めませんでしたが近隣の山地を眺めることができました。

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下の写真では伊吹ドライブウェイの駐車場が見えますね!

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この日は雲ができる高度が低いので雲海を見ることができました。

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そしてこれが伊吹山の一等三角点。

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下山

早朝だった登山もあり下山時はこれから登る方とすれ違いました。だいたい50人くらいでした。

登りやすい山ということもあり、また、ドライブウェイの開業期間は山頂が混み合うことが予想されますので

譲り合いを徹底しましょう。

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駐車場近くのお土産屋さんではバッジを購入することができます。

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