車と日帰りで多度山(三重県桑名市)に登る方法
名前(なまえ) | 多度山(たどやま・たどさん) |
エリア | 三重県桑名市 |
標高 | 403m |
三角点 | 三等三角点 |
おすすめコース | 瀬音の森→眺望満喫→のんびり |
距離 | 12.4km |
標準タイム | 3時間10分 |
日帰り | 可 |
登頂回数 | 5 |
駐車場座標 | 緯度: 35.132310 経度: 136.619278 |
290 179 439*47 |
標高は403mと高くはありませんが、山頂から晴れた日には名古屋駅周辺のビルまで見えることもあり、基地局が多く、麓から見ると多くの電波塔が立っています。
また、標高が低い山は数十分間で登れることが多いのですが、林道を除けばこの山の山頂に行くには数時間はかかるコースが多いのが特徴です。
この山が向いている人
多度山は標高が低いながらも山頂に向かうコースの多くが長いです。 このため山登りを始めたばかりの初心者、トレランの練習をしたい方、同じ三重県の御在所岳などにチャレンジしたい方の練習山としていいかもしれません。
アクセス
基本的には登山口に近いことから来るまでのアクセスがおすすめです。
もし電車で行きたいという場合は養老線の多度駅から徒歩2~30分ほどで行くことができます。 もし名古屋、大阪方面からという場合は近鉄で桑名駅まで行き、そこから養老線に乗り換えると多度駅に到着することができます。
自転車で輪行されたい場合は、時刻表に自転車乗車可能な便がありますのでそちらを御覧ください。 時刻表
コースの紹介
天然プール
冒頭で紹介した駐車場に車を止めてコースを500mほど進むと最初に天然プールにたどり着きます。
標高403mというと里山程度かと思われるのですが、東は木曽川、北には伊吹山、西側には琵琶湖がある大変自然に富んだ立地に多度山はあります。
ゆえに水源も充実しており、ここ多度山では天然の清流を一時的に溜めた天然プールが存在します。
プールといっても水深は膝下程度ですが冷たいので夏にはおすすめの場所です。
みそぎ滝
また、プールから少し進んだ反対側にはみそぎ滝という滝が落ちています。
天然プールといい、いかに多度山が水に富んだ場所であるかわかります。
ここまでは観光地といいうこともあり、道が舗装されているのですがここから先は未舗装の登山道になります。
山頂まで
写真が無くて恐縮ですが、未舗装の道は序盤は大きく曲がりくねった道となっていて左側が切れているので歩くときは注意してください。
途中何度か分岐点がありますがいずれも山頂方向の看板が立っているのでその通りに進めば大丈夫です。
山頂付近の2箇所だけ急勾配があります。
体力は削られますがコンクリートでできているので滑ることはありません。
ゆっくり登っていきましょう。
山頂についたかと思うと舗装路になっています。
これは、冒頭で紹介した電波塔があるため作業車の道となるからです。
5分ほど上り下りしますが山頂はその先にあるのでもうひと踏ん張り、頑張りましょう。
山頂
山頂につくと名古屋方面の景色を望むことができます。
写真中央を横に流れている川が木曽川です。
晴れた日には写真奥の方に名古屋駅ビルを望むことができます。
下の写真は別方向から海側を撮影した写真です。
標高403m以下といえど、眺望がいいことがわかります。
下り
山頂からの下山には林道を使います。 木の背丈が高いのであまり日差しは入ってこないため、夏は涼しいですが夕方近くは暗くなりやすいので早めの登山計画を立てることをおすすめ致します。
林道は大変風情がある場所で下の写真のように苔の壁を見ることができます。
また、下の方に行くほど木漏れ日が綺麗で、とても低山に来たとは思えない感覚になります。
坂を降り終えると分岐点に行きますが、駐車場に戻るには多度大社方面に進んでください。
こちらも舗装路になっていますがしばらくアップダウンが続くので体力には気をつけてください。
実は多度山は紅葉の名所でもあり、秋には道端に紅葉が燃えていることがあります。
逆に春には桜の名所となり大変綺麗です。
山行時の注意点
特に危険箇所がある山ではありませんが以下に注意してください。
[alert title="注意"] 猿・イノシシの生息地であること マウンテンバイカー [/alert]
猿・イノシシの生息地であること
この山は養老山脈の一部となっているため野生動物の生息地でもあります。
特に猿は駐車場に頻繁にいるので食べ物の取り扱いや盗難には注意してください。
一方、イノシシは遭遇したことがありませんがこの山で春に開かれる多度山トレイルランではこの山で獲れたというイノシシ汁が振る舞われますので 山行時は注意してください。
ちなみに多度山トレイルランのコースも今回ご紹介したコースとなっています(2015年時)
マウンテンバイカー
養老線が自転車OKなこともありますが、この山は階段などの舗装が少なく、林道が多いためマウンテンバイクによる通行が多いです。
山頂に近づくほど道幅は一畳ほどになりすれ違いなどが難しくなります。
経験上、こちらが登っている方向がマウンテンバイクにとっての下りとなっているのでブレーキも効きにくいことが想定されます。
コーナーも多いため出合い頭に衝突しないよう気をつけてください