車と日帰りで神坂峠から恵那山に登る-4/日本百名山-

名前(なまえ) 恵那山(えなさん)
エリア 岐阜県中津川市・長野県阿智村
標高 2191m
三角点 一等三角点
登ったコース 神坂峠
距離 11.6km(往復)
標準タイム 6時間45分(往路:3:50/復路:2:55)
自己タイム 6時間24分(休憩含む往復)
日帰り
登頂回数 1
534 090 148*26

 

中央アルプスの端に位置する美濃の最高峰

日本百名山の1つである恵那山は中央アルプス最南端に位置する山です。

その山容は船をひっくり返したように見えることから舟伏山と呼ばれています。

今回ご紹介する神坂峠は大変古く、日本武尊が通ったともされています。

また遠くからは幼少時代の島崎藤村が眺めていた山でもあります。

山頂からの眺望は良くない(木が高いため)

はっきり言ってこの山は山頂からの眺望は望めません。
登る山というよりも眺める山です。
山頂はこんな感じで木々に囲われていて展望台に登っても特に何か見えるということはありません。
多分、二度と登らない山の1つにランクインしています。
f:id:tacumix:20160520074211j:image
唯一楽しめるものとしては空でしょうか。
飛行機雲が綺麗ですね!
f:id:tacumix:20160520074310j:image

神坂峠はアクセスが大変

このとき登った神坂峠までが大変でした。
私は当時は岐阜県から車で登ったのですが、林道大谷霧ヶ原線という林道を通らねばなりませんでした。
写真はありませんが、ほとんど車が通らないような林道で大雨時には倒木などに注意したほうがいいと思われます。
また、これに限らず恵那山は林道ルートが多いため崩落などで通行止めが多いです。
最新の情報を仕入れて計画を立ててください。
ちなみに当初私は恵那神社の前宮ルートから登る予定でしたが崩落による通行止めで神坂峠から登りました。

f:id:tacumix:20160518121029j:image

コース紹介

登山口~鳥越峠

神坂峠は比較的高い標高にあるためガスに覆われやすいです。
視界の確保や運転には注意してください。
f:id:tacumix:20160518204432j:image
駐車場から少し歩くと登山口に到着します。
f:id:tacumix:20160518204559j:image
最初は笹で囲まれた登山道を緩やかに登ります。
f:id:tacumix:20160518204753j:image
f:id:tacumix:20160518204944j:image
まず、神坂峠は登る場合は序盤にかなり下る箇所があります。
帰りの体力には注意してください、またこのような天気の場合はぬかるみによるスリップに注意してください。
f:id:tacumix:20160518205014j:image
しばらくするとコースの1/4くらいにある鳥越峠に到着します。
眺望はよくありません。
f:id:tacumix:20160518205106j:image

鳥越峠から山頂

鳥越峠までは眺望は良くないですが、ここを超えると少し視界が開けてきます。
f:id:tacumix:20160518205224j:image
神坂峠はアップダウンがあるものの山頂しては1つだけ通過点があり、それが大判山です。
でもこの山も眺望は良くないです。諦めましょう。
f:id:tacumix:20160518205454j:image
山頂まで約2.5kmというところで大木に遭遇します。
景色が見えない以上、自然の偉大さに癒やされるしかありません。
f:id:tacumix:20160520073659j:image
いよいよ核心部への取り付きです。写真以上に急登ですので体力には気をつけてください。
f:id:tacumix:20160520073839j:image
そして避難小屋を抜けると山頂です。
なんという殺風景。
でもかなり登ってこられる方は多く山頂は人が多かったです。
f:id:tacumix:20160520074015j:image
山頂直前には祠があります。
f:id:tacumix:20160520074426j:image
山頂まで数百m手前には恵那山山頂小屋がありますがトイレ臭に集るハエが凄いので覚悟してください。
なお、神坂峠ルートには水場はありませんが、小屋から南方向に進むと黒井沢ルートがあり、その道中に水場があります。
f:id:tacumix:20160520074527j:image
距離にして400mです。
f:id:tacumix:20160520074513j:image
体力がきついですが、神坂峠を戻ることを考えると貴重な水場になりますので余力があれば立ち寄りましょう。
f:id:tacumix:20160520074726j:image
山頂の眺望はよくありませんが、山頂から少し戻ると視界が開けて雲海が見える場所があります。
f:id:tacumix:20160520075116j:image
日本百名山は眺望だけで決めているわけではないのでこのような山も存在します。
いえ、深田久弥が登った頃は山頂の木々も背丈が低く眺望が良かったのかもしれません。
私のように眺望を期待してガスまみれの中登った挙げ句、絶望してしまうこともあるので事前に調査しておいた方が良いかもしれませんね、、、