2017年4月30日_残雪期の富士山~富士宮ルート~
高度順化という名の暇つぶし
家を出たのが14:30くらいだったのですが、家から富士山まで一般道使っても道のりで70kmくらいしかないのです。 しばらく運転していると出ました、
上のほうがガスってますね!
ルート的には御殿場口に入る道を通り過ぎて富士宮口なのですが、 燃料が無くなりそうだったので一度降りてからもう一回アプローチしました。 ということでもう一度。
やっぱり上はガスですね。
富士宮口の駐車場はヘアピンカーブを抜けた先にあり、なんと標高は2400mです。 ドライブで来る人もいるみたいですが、急な標高の変化による体調不良には気をつけましょう。
で、駐車場につくなりガス…さっきの雲が少し降りてきたようです。 しかも、 駐車場に停車するやいなや、パウダースノーが降ってきました、そして激しい雷。 ぜったい落ちたでしょってくらい何回も近くで音がした。 雷のときは車にいた方が安全だそうですよ!! 理由は静電遮蔽っていって、雷は金属の箱であるボディをつたって地面に流れるのでその中にいる人は まったく大丈夫なんだそうです。 とはいってもオープンカーやサンルーフある人は危険度増すらしいので注意です。
GPVを見ると晴れるのは21時かららしいので、それまで一眠りしようと していたらわずか20分で、このザマです。 ノーマルタイヤの私は身動きとれないのでこのまま車内で暮らします。
6合目(2490m)まで
朝トイレで目が覚めると、 なかなかの夜景が広がっていました。 沼津あたりだと思います。富士山からだと駿河湾もすぐそこですね!
ではアタック開始です。 これ、友人から買い直すからって言ってもらったアップルウォッチです。 富士山の消費カロリーを知りたいらしい。
冬季閉鎖中は、この看板が見えるコンクリの壁をよいしょして進みます。
ここで標高合わせようとしたら思わぬハプニングが。 1年間使ってきたスントの高度計が電池切れで逝ってしまいましたorz なので今日は気温や標高がわかりません。
下に見えるのはトイレです。
6合目までは登るというより登りつつ移動するのがメインです。 この写真は御殿場ルート(東側)に向けて登っている先行者を撮った写真です。 ちなみに帰りは雪解け水の川ができてましたw
こう見えて意外と距離あるんですよー
すでに割れ目もできています。
山頂を見ると雲こそ無いものの強風で雪が舞い上がっています。 寒そうだな(´・ω・`) こう見えて寒さが大の苦手…
出発から20分で6合目の小屋に到着です。
伊豆半島です。
新7合目まで( 2790m)
6合目からアイゼンを装着して、なるべく直登でいきます。 ちょうど宝永山から朝日がこんにちはです。
太陽があると無いって全然違いますよね、気分も体温も。 ところで山頂はまだまだ強風です。 止む気配ないだろ、これ。
再度、伊豆半島。 今ググって手前の山がわかりました。 愛鷹山だそうです。 伊豆半島にあるピークってもしかして天城山??
富士山の傾斜を撮影
地面にはところどころアイスバーンが出ています。
振り返るとさっき抜かしたパーティ
風の仕業でしょうか? この日の富士山の雪質は大きく分けて このタイプと、写真右上のタイプがありましたが アイゼンが刺さったのは断然手前のような雪でした。
6合目から50分で新7合目到着です。
元祖7合目(3030m)まで
宝永火口のだいぶ上まで来ました
パウダースノーにおけるアイゼン状況です。 案の定ただ乗ってるだけです。
そして急に出現するアイスバーン
エビのしっぽが溶けたやつ?
新7合目から35分で元祖7合目到着
8合目(3220m)まで
もう上には8合目の小屋とその左にちらっと鳥居が見えます。
海で言う砂紋的なやつ!雪紋っていうのかな?
写真だとあっという間ですが結構苦労して登ってきました。
ね?結構標高稼ぎましたよね?
何を写したかったのかわかりません
元祖7合目から40分で8合目到着です
9合目(3400m)まで
富士吉田の鳥居と違って小銭が刺さっていないので きれいに見えます
見かけによらず、きつい9合目コース
なぜって? ご覧のように風を遮るのがないので、 一気に風が降りてきます。 降りてきては氷の粒が当たって痛いのです
8合目から40分で9合目です。
9.5合目(3550m)まで
スケールでかすぎて遠近感つかめません とりあえず山頂まで全然なのがわかりました
鳥居が埋まってます
…ここ何合目ですか!?
山頂まで
わからなくなったので知りません。
疲れた僕を抜かす登山者。 月2回ほど富士山登っているそうで 今回は今年8回目とか言ってました。 お鉢めぐりして帰るそうです。 彼のルートは正規ルートではないので 僕にはクリアできなさそうな場所だと思います。
あと少しで山頂というところで オブジェクトが出現 相当風が強いってことが分かります
下を見ると登山者がいっぱいです
後ろを向けば追従者発見です
そしてまた同じオブジェクト
山頂の鳥居が見えてきました
山頂はこれまた景色が違いますね
どうやらシーズン中はここで御朱印もらえるようですね!
剣ヶ峰捉えました
平坦な道を歩きます いつも通り最後の急登を登ります
すでに僕を抜かしてゴールしているお二方
最後のタイムチェックから1時間40分、日本最高峰到着です
ではご覧あれ
南アルプスが一望できます
ということであとはまっすぐ降りました 頂上で20分ほど休んだので 1時間40分で下まで帰ってきました
無事に帰れたことに感謝です。 この日は遭難事故がたくさんあったようで残念です。
帰り道